ハリラヤ
随筆

インドネシアで楽しく暮す 13−1

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 1

私は連休には何処かへ旅に出ます。其れに関しては山ほどの旅行記を書いてホームページで紹介しています。ですから、連休がいつ何日あるかは私にとって重要です。年間の行動計画をカレンダーを眺めながら、考えます。

その休日が何の日かは二三日を除いて全く需要ではありません。ただし、インドネシアで生活するに当たって、その休みの日は何の日かを知っていた方が、ちょっと潤いが出来るような気がします。何かの行事に行ってみるとか、どこかに近づかない方がいいとか、何処が込むとかが予想がつくようになります。

インドネシアの休日は毎年日が変わります。変わらないのは元旦と八月十七日の独立記念日と十二月二十五日のクリスマスの三日だけです。

元旦と独立記念日、このほかは全部宗教がらみです。イスラム関係が一番多い。そして、変更が効かない。ほかの休みは土日や土日から離れていれば土日の前後に移動して連休にする。また、年に何日かを年休を一斉に取りましょうという政府からの奨励で飛び石を塞いで連休にする。

宗教がらみの休日が多いので、来年のカレンダーが正式に決まるのは12月に入ってからである。ただ、カレンダーやさんは予想してカレンダーを作ってしまうので、外れることもたまにはある。ですから、翌々年のカレンダーには全く祝祭日は記入されていません。

断食明けの日は前日までハッキリしない。インドネシアの人はあまりこだわっていない。その何日かまえに里帰りが始まっているからである。

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ハリラヤ(hari raya)を知ろう 2

 



2007年のケースです。

国民の祝日は計13日。ウィークデーに当たる祝日を週末前後に振り替えるのは1回、有給休暇奨励制度を適用するのは2回で、詳細は以下の通りです。
・5月17日(木)のキリスト昇天祭の翌日18日(金)に有給休暇奨励制度を適用し、17日(木)から20日(日)まで計四連休
・断食月明けの大祭(レバラン)の10月13日(土)、14日(日)の前後に当たる12日(金)、15日(月)、16日(火)に同制度を適用し、計5連休
・12月20日(木)の犠牲祭から、土日を挟んで25日(火)のクリスマスまでを連休とするため、21日(金)と24日(月)に同制度を適用し、6連休 
1
1日(月)新年
   20日(土)ヒジュラ正月
2
18日(日)中国正月
3
19日(月)ヒンドゥー正月(ニュピ)
   31日(土)ムハンマド聖誕祭
4
6日(金)聖金曜日
5
17日(木)キリスト昇天祭
6
1日(金)ワイサック(ブッダの生誕・成道・涅槃)

8
11日(土)ムハンマド昇天祭
   17日(金)独立記念日
10
13日(土)−14日(日)断食明け大祭(イドゥル・フィトリ)
12
20日(木)犠牲祭
   25日(火)クリスマス


*
祝祭日が土曜日もしくは日曜日に重なる場合、翌月曜日が
 振替休日となります。

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ハリラヤ(hari raya)を知ろう 3

 

太陰暦を使っている関係で、一年は355日に近いので、毎年、イスラム教の休日は10日ほど前に来る。季節の調整を考えていないので、只ひたすら、10日ずつずれるだけである。その点、中国正月やヒンドゥーの休日は季節の調整があって、ときどき、一ヶ月あまり戻る。ですから、規則性を見つけるのは一般の人には難しい。勿論、それぞれ規則があるのですから、それに従たがえばいいのですが、それを考える一般人はいないと言っていい。とにかく、政府の発表を待つだけである。

連休がいつになるのか、政府の発表があるまで分からない。ココ最近は5月までの前半に集中し、後半は、殆ど連休はない。何年か後には逆になることでしょう。

 

元日は万国共通で休日でしょうが、インドネシアは単なる一日の休日です。年末年始の長期休暇はありません。前後は完全に暦どおりです。クリスマスから新年にかけてたまたまイスラムの休日が差し掛からなければ二日の休みがあるだけです。デパートでは年末セール、クリスマスセールとほかの国と同じように商戦が盛んになります。イスラムの家庭でもクリスマスプレゼントは子供たちが楽しみにしています。家庭の年中行事に繰り込まれています。

 

モスレムの新年が今年(2008年)は二回あります。1月10日は1429年です。12月29日は1430年です。たまたま、今年はモスレムの正月が二回ですが、その年によって、色々な休日が年始、年末と二回ある場合があります。ちょっと得をするような感じです。その前後は正月でも休みになりません。

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ハリラヤ(hari raya)を知ろう 4

中国正月(春節)は2月の半ばですが、これも動きます。ヒンドゥーの正月(ニュピ)も動きます。それぞれに関係がある人は前後をお祝いのために会社を年休で休んだりするでしょうが、一般的には何の動きもありません。ただ、都会のデパート、ショッピングモールでは中国正月が近づくと真っ赤な飾りで一杯になります。町が赤くなってきたら春節が近いことを感じますが、田舎では全く関係ありません。

ニュピはヒンドゥー関係者の行事が一杯です。バリではまったく社会生活がストップします。救急車と消防以外は全部ストップです。ほかの宗教の人も協力します。家の門から外の出てはいけません。外国人もホテルから一歩も出てはいけません。交通機関、空港も閉鎖です。ホテルのレストランも閉まっていますから、客は食料品、飲み物を前の日に夜中の12時までに買っておかなければ、何もありません。すごし方はホテル内のプールとか海辺ならプライベートビーチで過ごすしかありません。知っていて行くならいいですが、知らないで行ったら、えらい目にあいます。注意。

ジャクジャのチャンディプランバナンでも盛大な行事が行われます。昼もいいですが夜の野外コンサートは雄大で、伝統的な演劇も一見の価値があります。こちらは外出禁止と言うことはありません。社会生活に変化はありません。

イスラムの犠牲祭、一週間ほど前から、町のあちこちで、ヤギや羊や牛の販売が道端で始まります。生贄用です。私はその動物たちは間もなく殺されると思うと気の毒でたまらなくなります。見るに忍びないと言うか。当日、やはり、町のあちこちで、生贄の儀式が行われ多くの人が集まりお祈りを、歓声をあげます。其の場で裁いて来た人たちに配られます。この日あたりは連休になるので、車で遠出をしているがあちこちでその儀式に遭遇するが、実際に留まって見る事はない。見たくない。だから、見たことがない。

 イスラムの人たちにとってはレバランの次か同じくらい重要な行事ですから、これに参加しないで、休日出勤をする人はいない。

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ハリラヤ(hari raya)を知ろう 5

キリスト教関係のハロウィンとかぐっドゥフライデーは、ジャカルタ付近は各教会に集まり、比較的静かにミサが行われるが、警戒は厳重である。イスラムの過激派が何をしでかすか分からないからである。日本人など関係のない人たちは催しにある場所には近づかないように大使館、領事館から広報が出ます。最近は何の事件も起きていません。

ハリラヤとは関係ない、メーデー辺りにイスラムの過激派が穏健派の集会に殴り込んだ事件がありました。50人以上が逮捕されましたが、多くはすでに開放されています。

ブッディストのワイサックもなぜか日が決っていません。ボロブドゥールで行われる儀式と言うか行事が最大ですが、全国的には全く目立ちません。テレビニュースで取り上げられるのはそれだけです。中華系のお寺はジャカルタに数箇所あると聞いていますが、何処にあるか知りません。また、地方のお寺も何処にあるか知りません。今まで、従業員というか、インドネシアで出合った人たちの仲に仏教徒はいなかった。

他の宗教はその当日、牧師さんのような人が出演し、お説教に様な物をしていますが、私は全く分からないし、興味がありません。ちなみに、イスラムは毎日夕方のお祈りをテレビでも放映します。レバラン、断食月になれば、イスラム色があからさまになります。ドラマもイスラム教に関連したドラマが多くなります。圧倒的にイスラム優先の内容になります。

 

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ハリラヤ(hari raya)を知ろう 6

お楽しみのラマダン、レバランです。ご存知のようにその一ヶ月前から断食月になります。日の出から日の入まで禁欲月です。なぜ、この時太陽を使うのかイスラムって不思議ですね、首尾一貫していません。地球上で住む場所によって、時間が全然違います。日が沈まない地方と日が昇らない地方のことを考えていない。それはさておいて、禁欲ですから、極端なことをいうと水は勿論飲んではだめ、つばも飲まないで、はかなければだめです。セックスもだめ。

しかし、太陽が沈めば反動で、なんでもアリのOKの世界に早代わり、この時期の10ヵ月後の赤ちゃんが生まれる人数が多い。また、やせるどころか太ってしまう人のほうがはるかに多い。だから、これも、矛盾しています。同じ痛みを分かち合い、共有意識を持つというその宗教の偉い人たちが言っていることが空虚に感じるのは私だけでしょうか。

断食月が終わりに近い頃から何もかもが休みになります。日本のお盆やすみに似ています。帰省ラッシュ民族大移動が始まります。故郷で一族とともに断食明けを共有するのです。一年の自分の罪をご破算にする儀式になります。一週間後くらいにUターンラッシュになります。その光景はかなりすさまじいものになります。バイクの渦に巻き込まれます。ガソリンスタンドは超長蛇の列になります。バス、航空機、などなどの移動手段も大混雑、インドネシアの人たちはうんざりでしょうが、それでも、移動をします。エンルギーのすさまじさを感じます。

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今日は休日出勤をして、新鋭品のサンプル作る。明日、月曜日が納期だが、原料が金曜日に夕方やっと入ったばかりで、昨日はゴルフの予定が入っていたため、どうしても今日仕事をしなければならなくなったし次第。準備を終え、温度が上がるのを今待ってる。こちら時間08:00頃である。09:30から試作開始である。

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レバランの長期休暇のその時、日本人はどうするか。一番、一般的なのは、おおきく分けて、ゴルフ三昧の人、帰国する人、少数派で近隣の旅行と閉じこもりである。ゴルフは純粋のハリラヤのみが営業ストップになる所が多いが、前後の休日は営業している。夜も、お酒が断食明けと共におおっぴらに飲めるようになるので、禁断症状が出そうな人にとっては待望の時になる。

 ゴルフ代は休日扱いになるので価格は平日並みには下がらない。それでも7日間毎日ゴルフだったという人も多い。

 家族で来ている人は帰国する人がおおいし、単身赴任者は奥さんを呼び寄せるというか、来てしまうというか、国内を案内したりショッピングに付き合ったりする人もいる。この時期、交通機関の価格が急騰するし、ものすごい込みようなので、この時期は遠出をしない方がいい。

 私は別です。車で行きたいところへ行きます。休みの真ん中付近は道も町もがらがらですから、移動が早いので、遠出が簡単に出来るからです。安旅館は経営していますから、宿泊の心配もありません。

何はともあれ、イスラムではない日本人は、有効にこの期間を有効に使うことが出来ますから、ちゃんと計画を立て、予約が必要ならできるだけ早い時期に予約をしておいた方がいいと思います。

 

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ハリラヤ(hari raya)を知ろう 8

今年の断食は9月の始めから、連休は9月の末から10月の」一週目になるでしょう。この期間に移動するなら、すでに予約をした方がいいと思う。私はやはり別です。行き当たりばったりの、でたとこ勝負ですから。まだ、何処へ行くとは決めていませんが、インドネシア国内の何処かへ出かけることでしょう。

その後は12月までありません。12月は三日あります。クルスチャン一回、イスラム二回です。三連休が二回、クリスマスは単独です。これらの過ごし方もレバランと同じで、帰国組みとゴルフ組に分かれます。連休の日日が少ないので、ゴルフ組みのほうが多いでしょう。

正月を迎える準備は日本食スーパーと日本食レストラン主導です。それらが商売柄煽って盛り上げさせられるのです。インドネシア一般は年末セール、クリスマスセールで盛り上げます。しかし、レバランほどではありません。通常より若干賑やかになる程度です。年末年始とラマダン、レバランの日にち的距離の開きにも関係があります。半年離れていればそれぞれが単独で盛り上がります。

日本人がどこかのレストランに集まり、紅白歌合戦を二時間早く見ながら、盛り上がり、行く年来る年をみながら、日本を思う。そんな風景がそこかしこにあります。

其の流れで、おせち料理も食べてしまう。ジャカルタのホテル辺りでは餅つきの催しもあるようです。

というのも、私は、年末年始は日本へ帰っていて、インドネシアで友人と過ごしたことがないからです。アルコールが全然駄目なので、盛り上がりに水をさす可能性があることと、せめて正月くらいは自宅で迎えたいと思っていうからです。

 

プアサ

インドネシアの人たちはすでに意識をし始めている。

約10日後にはプアサに入る。断食月である。イスラムの人には怒られるかもしれないが、この時期に皆さん太る。全然ダイエットにならない。というのは、昼間飲食をしないが、早朝、夕方から夜に、普段より多く、また、御馳走を食べる。その上、昼間の動きが少ない運動をしない。太るわけである。インドネシアの人たち自身も其れは承知している。

長期休暇の前の年中行事と思っている。

また、断食が終わればレバランの長期休暇、その間は親族と共に、昼間も夜も飲んだり食べたりする。太るわけである。

難行苦行を共有のはずが、その逆のような気がする。飲み食いして、どんちゃん騒ぎ、インドネシアのイスラムは明るく楽しく過ごすのが楽しみの人が多い。これで同士意識を高めるのが目的。良いことだと思う。

私も、期間中に何回か、夕食会に招いたり招かれたりする。親睦を深める良い機会になる。イスラム原理主義の人たちは苦々しく思っているでしょうが、インドネシアのイスラム教徒のほとんどはラマダン、レバランを楽しんでいます。

6日 インドネシアで 楽しく暮らす 15−117

斜めからインドネシアを眺めよう 117

インドネシアの今回の年末年始は12月25日と29日と1月1日がナショナルホリデーだったので、12月25日〜1月4日の11連休にした会社がほとんどでした。こんなに長い休みは、レバランの時以上です。基本的にインドネシアの年末年始の休日は暦通りですから、土日とイスラムの休日と本来のクリスマスと元旦休日が、こんなにうまい具合につながることは稀です。

休日がつながっても喜んではいられません。不景気の生産調整もあって、休日出勤は全くなかったようです。日本の契約社員切りも大きな問題になっていますが、インドネシアも年末限りで仕事がなくなり、住む家も無くなった人がMM2100だけでも1万人以上に登っていると聞きました。

私の会社も昨年末契約切れの人たちの契約継続はありません。自然減になっています。

インドネシア独特の傾向でしょうか、他のイスラム大多数国家でもあるでしょうか。スラマットタウンバルとスラマットナタルはくっつけていいます。メリークリスマスとア、ハッピーニューイヤーとくっつけていうのです。英語圏の影響でしょう。イスラムの人達がそういうのです。高速道路の歩道橋に垂れ幕やネオンがそれを表しています。デパート、ショッピングモールは勿論です。

間もなく、中国正月(春節)の雰囲気に引き継がれます。これらのことは、一見は、不況知らず、です。

 装置については、相変わらず情報なし。

インドネシアで楽しく暮らす 15−548(ヒンドゥー、ニュピ)

斜めからインドネシアを眺めよう 548

ヒンドゥーの正月?最大重要の日です。バリ島やロンボク、ジャワ島の東端にヒンドゥーの人が多く、各寺院や自宅の寺院では派手な装飾を施し、最高の民族衣装を着けて、前日まで祝いの行事を行うが、当日は、何もしないことになっている。外出はしない。もちろん仕事はしない。仕事をするのは病院関係者と救急車、消防関係者だけである。ウングラライ空港の閉鎖になる。それらの地域の他の宗教に人達も、これには協調し、行動を会わせる。ホテルに泊まっている人は、ホテルの出口から一歩も出てはならない。ホテルの敷地内で過ごすしかない。プールやプライベートビーチで過ごすしかない。

港もクローズなので、ジャワ島やロンボック島へも行けない、もっとも、港や空港へ行く手段もない。とにかく、何もできないので、家から出るなということである。

私は一度、この状況を経験したことがあるが、ホテルのレストランも従業員がいないので閉鎖、食事は前日真夜中以前まで開いているコンビニで買いこんで備えた。当日、ホテルの出口から出ようとしたのではなく、ちょっと外の通りをのぞいてみようと出口へ歩いて行ったら、私が外に出るのではないかと思い、泊りこんでいた従業員が走ってきて、私の前に立ちふさがって、出ないで下さいと言っていた。

その日の到着や出発は無いのですが、その前後の催しを見に出かける観光客も多いのですが、そういう、目的で行くならいいのですが、知らないで行って、何もできなかったという観光客も多いと聞いている。この期間、安いからといって、知らないで行くことが無いようにご用心。

ISOのトレーニングが、始まっているが、人数が少ないので、現場にトラブルがあったときに抜け出して解決しに行くことができず、ちょっと困っている。残業で問題やトラブルや故障を解決してもらうしかない。従業員の皆さんには負担を掛ける。この時期に人を増やすというわけにもいかない。直ぐ誰でもできると言う仕事ではないからです。

ジャバベカゴルフのキャディーと入り口ロビーの風景です。

8月11日  (^_-)-プアサ(断食)

斜めからインドネシアを眺めよう 694

ムスレム最大イベント、ラマダン月間、今日から、プアサ(断食月)です。日の出から日没まで約、12時間(日本は何時間でしょうか)飲まず食わず、欲望の一切はこれを絶つ、というイスラムの教えです。病人、女性や15歳以下の子供は対象外ですが、殆どの女性や子供も断食をします。中には、いい加減な人もいて、参加しない人もいます。参加しても、毎日ではない人もいます。イスラムではない日本人やクリスチャンなどは、どうするかというと、別に気を使う必要はないのです。普段と同じように飲食をすればいいのです。彼らは、彼らの習慣ですから、物心がついたころからの習慣ですから、他の宗教に人のことは気にしていないのが一般的です。プアサに参加する、しない、ということで、人の見方を変えることはありません。

 

開始と開けの時間は各報道機関で報じられます。場所によって違います。東の方からしだいに西へ移動します。大きな都市とその周辺という言い方で何時と示されます。赤道付近にいる人は12時間前後と分かりやすいが、北極、南極に近い地方の人たちはどうするのでしょうか。いつも、この時期になって、このことを考えると眠れなくなります。イスラムの皆さんに聞いても明確な返事をしてくれません。

 

朝は、断食が始まる前に起きて沐浴し、お祈りをして食事を取ります。早起き会のような催しがあって、火の用心の夜回りのような、人々起こしの朝回り、とでもいうのでしょうか。サフール、サフール(sahur)と言いながら、起こして回る習慣があります。

 

夕方18:00頃がその日の断食明けになりますから、その前に夕食の準備をします。レストランその他の食事処では注文を取っておき、調理をし、時間前に各テーブルの上に運ばれてきます。お客さんはそのまま、食事を眺めて明けの時間を待ちます。知らせと同時に一斉にがっつきます。この風景は壮観です。各家庭でも、そうします。家庭ではお客さんを招いて、明けの食事をする習慣もあります。この時期、招き、招かれ、や会社のグループ毎に集まって食事会をする機会も多くなります。日本人が声をかけられたら、一度は、そういう夕食会に参加した方がいいと思います。皆さんの目当ては、スポンサーになってもらいたいからです。

 

カラオケは営業時間が短くなります。夜の禁欲時間ではないから別に問題ないと思うのですが、原理主義に近い宗派はこの時期、特に、厳格さを求めます。ブロックMのレストランやカラオケの何件かは、この期間中、彼らに踏み込まれ、店のものを持ち去られたり、壊されたりする犠牲者になってしまいます。裏金を払っていない店が犠牲になると聞いています。その時、いた、お客さんは大迷惑ですが、運が悪かったと思うしかありません。必ず、毎年、二三軒は犠牲になります。

ホテル等以外は酒類も原則禁止になります。スーパーマーケットはアルコール類の販売を自粛するようです。ビールくらいは置いてあるかな。

ホテルや足裏だけ以外のマッサージも健康、不健康に係わらず、営業を自粛させられる店が多い、というより、踏み込まれたくないから、閉店にしてしまうのです。

 

日本人にとって、この時期多少不自由になりますが、そう、大きな問題ではないでしょう。協力したらいいと思います。

 

ゴルフの日本人は勿論、プアサ期間中でも、がぶがぶ水を飲まなければ参ってしまいます。キャディはどうかというと、色々です。本人の考え次第です。このことでキャディに気を使う必要はありません。いつも通りです。

 

この期間中、太ってしまう人の方が多い。寝る前に何時間も食事をするのです。いつもより栄養があるものを大量に食べるのです。何の修行にもなっていないと思いますが、アッラーさんがそうしなさいと言ったことですから、それに従って、一体感を高めるということでしょう。

高速道路の様子、チカランバラットへ出る車が左の渋滞、カラワン方面からジャカルタ方面に向かう車が右の渋滞。私はその真ん中を時速100kmで通過している。毎夕方の風景である。

お菓子、ガムやあめの移動販売バイク。近くの公園へ行くのでしょう。

お祭り  禁欲  普通

 

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